CompTIA Security+ セキュリティ初心者が取得するべき資格 | おすすめする理由と勉強方法

サイバーセキュリティを勉強されている皆さん、こんにちは!

今回はComptia Security+について解説していきたいと思います。

ところで、皆さん次のような疑問はもっていないでしょうか。

「Comptia Security+は取得するメリットあるの?」
「どういうことが勉強できて、何に活かせるの?」
「難易度的にはどうなの?」

Comptia Security+はサイバーセキュリティ初心者の方におすすめです。

本記事では、Comptia Security+の試験概要や取得するメリットについて、さまざまな角度から解説していきたいと思います。

Comptia Security+試験概要

Comptia Security+はセキュリティの必須となるスキルおよび知識を学べる国際的な資格です。

セキュリティの幅広い知識やスキルを身につけることができるため、多くの政府機関ではセキュリティ入門者におすすめな資格の1つとして紹介されています。

詳しい試験範囲や初心者におすすめする具体的な理由について解説します。

Comptia Security+ (SY0-601)試験情報

2021年5月24日に、Comptia Security+の改訂が行われました。

それまでの試験番号はSY0-501でしたが、新しくSY0-601となり、試験範囲が変更されました。

SY0-601の基本的な試験情報としては次の通りです。

Comptia Security+ (SY0-601)
■ 問題数/出題形式

  • 最大90問
  • 単一/複数選択、パフォーマンスベーステスト

■ 制限時間

  • 90分

■ 合格ライン

  • 100~900のスコア形式 750スコア以上

■ 費用

  • 一般価格:46423円(税込)

■ 前提条件

  • なし

CompTIA Security+ | CORE|CompTIA JAPAN (コンプティア 日本支局)

また、試験範囲としては次のようになっています。

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初心者におすすめする理由

セキュリティ業界標準かつベンダーニュートラルである

日本ではまだ聞いたことがない人もいるかもしれませんが、国際的に認められている資格で、取得者は500,000人を突破していると発表されています。

特に、米国国防総省(The U.S. Department of Defense: DoD)では、DoD Directive 8570の中で、情報保証に関わる職員や取引先に対して取得を義務付けています。

また、特定ベンダーの製品やサービスに特化する資格ではないため、セキュリティを学習する全ての人におすすめです。

給与水準が高い

海外の企業では、Comptia Security+のニーズが高く、業務要件として求められることが多いです。

グローバル調査機関Global Knowledgeの「最も稼ぐことができるIT資格Top15」によると、15位の$110,974と、高水準の給与を得ることができます。

15 Highest-Paying IT Certifications in 2021 | Global Knowledge

前提条件を必要としない

Comptia Security+以外で、サイバーセキュリティ初心者におすすめできる資格として「CEH」がありますが、こちらは実務経験を2年間要します。

Comptia Security+は誰でも受験し、取得することができます。

高度なセキュリティ資格への足掛かりとなる

Comptia Security+の難易度としては入門者レベルです。

よく基本情報技術者レベルと言われています。

そのため、初心者の方がセキュリティ基本的な用語や考え方を学ぶのに効率的です。

また、CISSPや情報処理安全確保支援士などの前段で受けることもおすすめです。

特に、CISSPとはドメインレベルで重複している箇所が多いので、1度挫折してしまった人などはSecurity+を検討してみることをおすすめします。

CISSPで求められる実務経験が1年免除される

CISSPの取得には、原則、フルタイムで5年以上の実務経験が求められていますが、Comptia Security+を取得している場合、1年間免除されます。

そのため、実務経験を短縮してCISSPを取得できるのもメリットですね。

勉強方法

1. 基礎的な知識の勉強

2021年11月現在、SY0-601に対応した書籍は販売されていません。

そのため、SY0-501のものを使用せざるを得ないのですが、その中でも下記の教材がおすすめです。

初心者にも十分わかりやすいテキストで書かれており、知識の整理に使うことができます。

まずは本書を2〜3週間ほどかけて読み切り、基本的な知識を習得することがおすすめです。

2. TACによる模擬試験(SY0-601対応)

TACの模擬試験はすごく評判が良いです。

受講者のコメントでは、Comptia Security+の試験は、この模擬試験とほぼ同じ内容が出題されるみたいです。

本教材を購入すると、2回分の模擬試験を受けることができます。

現在、SY0-601に対応している教材は少ないので、効率的に合格を狙われたい方には凄くおすすめです。

まとめ

今回はサイバーセキュリティの入門資格であるComptia Security+の解説を行いました。

まとめると、次のような人におすすめです。

  • サイバーセキュリティ初心者の方(特に文系出身者の方など)
  • グローバルでのキャリアを考えている方
  • CISSPなどの高度な資格を目指したい方

Comptia Security+ワールドワイドな資格で、多くの政府機関や企業で取得が推奨されているので、もしセキュリティに興味があり仕事を始めたいと思っている方はぜひ目指してみてください。

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この記事を書いた人

セキュリティコンサルタント【経歴】ベンチャー企業にてセキュリティ研究者として新規事業開発に従事した後、大手外資系企業にてペネトレーションテストやゼロトラストなどの幅広い業務を実施。現在はサイバー人材育成に携わりつつ、グローバル資格の効率的な勉強方法やセキュリティキャリアについて情報発信

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